今回は、自分の実体験をベースに新卒のという人生のカードをベンチャー企業への就職へ切ることはいかがな選択なのか?を筆者なりに考えて解説してみます。
ベンチャーと言ってもピンキリですが、正社員3人目になる、という経験は中々多くない経験なのでは?と思いますので、誰かのキャリアプランの選択の一助に貢献できると嬉しいです!
結論から言うと、僕は全くベンチャーへ入社する必要は無いと思います。意識が高く、仕事全力でやるぞ!という方は是非、背伸びをした企業に新卒入社を目指してみてください。
ベンチャー企業をどう感じるか?が一番大事!
ベンチャー企業の、多くは中小企業に分類されます。ビジネスの種類が新しい、革新的、起業して年数が浅いなどの理由からベンチャーと言われているに過ぎません。
なので、中小企業に就職したくない!大きい会社がいい!という意思がある方は、もうベンチャーを検討する必要がありません。受ける意味もありません。(力試しに採用試験受ける人がいますが、愚かだと僕は思ってます。その時間があったらSPIの勉強でも、OB訪問でも行けばいいと思います。同じ1時間ですから。)
ここまでで、80%の読者の方がウィンドウを閉じそうですが、僕も自身の経験としては内定蹴ってまで、いまのキャリアを選択するとは予想してませんでしたし、大きい企業に新卒で行った方が”得”なんじゃないか?と今でも思ってます。
ここまで読んだうえで、大企業にこだわってません!という人はベンチャー企業への就職は選択肢として有効だと思います。
【決裁権・裁量が…】の真実?
逆に、ベンチャー企業に就職したい!ないし、することを勧める方が良く口にする単語として『決裁権がキャリア浅いうちから持てる』『1年目から裁量権を持って仕事に取り組める』という話しがあります。
実際、僕の経験の中でも1年目から裁量権を(新卒1年目わりには)頂けましたし、純粋な決裁権はありませんが、決裁権を持つ人との距離が近いので、そういう意味では稟議に通しやすい、とかはあります。
ただし、裁量権を持ってどうするの?決裁権を持ってどうするの?という話しを忘れないで欲しいと思います。決裁権持てるなんてカッコイイ!とかはどうでもいいんですw
僕の場合(あくまで1例です)は、新規営業の部署立ち上げて、頑張って契約取ってきてね(専属は1人で)が1年目のミッションでした。
なので、どうすれば契約取れるのか?どうすれば問合せを取れるのか?を考えて、実行する、という裁量権を持っていました。(というか、1人しかいないので、裁量権もなにも無いんですw)
つまり、ベンチャーで1年目から決裁権・裁量権が持てる理由は……ある程度1人で仕事を進める内容を持つから、です。例えば、テレアポしよう!と決める⇒実行するのも自分です。でも自分で自分の仕事内容決めてるので、決裁権・裁量権がある、という表現になります。
これが、ベンチャー企業に入社すると裁量権・決裁権を持てる!の真実(からくり?)です。
こんな人はベンチャーに向いている(かも?)
ここからは、実体験を踏まえたこんな人ならもしかしたら、ベンチャーに向いているのかも知れない、ということをお伝えします。
- 1から10まで自分でやらないと気が済まない
- お給料としてお金がたくさん欲しい
- 上場の経験がしてみたい
- 趣味が無い
- 逆境大好き!なドМさん
1から10まで自分でやりたい方
1から10まで、自分でやらないと気が済まない、徹底的にこだわる凝り性だ、という方はおそらく、ベンチャーという雰囲気はマッチしています。
大丈夫です。全部、自分でできます。やりたい!と思ったことは基本的に会社の利益につながることであれば、基本的にやらせてもらえるはずです。
ベンチャー企業の場合は、良い商品はあるけど売り方に困っている、やり方も未定、という時に挙手して、自分で全部やらせてください!という方を歓迎しています。
良いように言えば自由になんでも実行できます。裏を返せば、1から10まで試さないと、最適解が見つからない、です。(もちろん1から10まで、自分で方法を調べて、実践する流れになりますね。)
なので、1から10までの全てを自分でやりたい方は向いているかも知れません。
お給料としてお金がたくさん欲しい
ここは間違えて欲しくないのですが、あくまでもお給料として、です。ベンチャー企業、中小企業に手厚い福利厚生を求めるのはナンセンスです。
ただ、ベンチャー企業の可能性としては、成果さえ上げればお給料は上がる会社が多いと思います。ここでいう成果というのは、会社の利益に直結した仕事をして、結果を出すことです。
例えば新規事業を立ち上げることになり、あなたが担当者です。1年目から上手くいきます。それは、色々な方のフォロー、手助けも当然あったと思いますが、やはり0→1、にしたあなたが素晴らしいので、お給料がたくさんもらえます。
なので、お給料の額面だけ、を見ればもしかしたら大学、高校の同級生よりもたくさんもらえる可能性はあります。
なぜ、ここまでお給料・額面というお話をしているか?と言うと、、、大企業に勤めると住宅補助があったりするので、年間100万円以上、可処分所得は多いことがあるので、給料はベンチャー勤めのあなたの方が貰っていたとしても、可処分所得は同程度、になっていることもありますので、給料自慢はお勧めしません。(税金って高いんですよwww)
上場の経験をしてみたい!
これは、ベンチャー企業の醍醐味かも知れません!(筆者は未経験ですがw)
筆者の親戚も2-3年で上場するかも知れない、という理由で実はベンチャー企業へ新卒入社したのですが、なんと無事に3年後に上場してました。(コロナ禍の影響で現地には行けなかったそうですが、全社リモートにて鐘を鳴らすところを見ていたそうです。)
すでに上場している企業が再上場する、という可能性は非常に低い(というか、そんなことになってたら危機的状況)なのでベンチャー企業に勤めている人だけが経験できる可能性のある事象ですね。
補足として、上場する時に自社株を持っていると、うまーくいけば家が建つくらいのお金が手に入ることもあるそうです。
なので、上場という経験をしてみたい人は、確かにベンチャーでしかできない経験ですので、ベンチャー志向、全く間違っていません。
趣味が無い人?
ここは1つ変わったおススメかも知れません。筆者としては、趣味が無い人、はベンチャー企業に向いていると思います。
スゴク雑な言い方ですが、趣味が無い人はベンチャー向いていると思います。
なぜなら、休日もお仕事できるからw
趣味が無い、休日予定がない、仕事でもするか。。。でいいんです。
この土日の2日×2-3時間の積み重ねが、1か月で16時間、1年間で192時間となり、1年間で13か月働くのと同義です。
ベンチャー企業に就職すると、研修制度なんかは整っていません、効率よく学ぶ方法が無い中で、効率よく学んでいる同業他社の全ての同期に勝っていく必要があるので、勝負するところは『量』になります。
この量は、普段の平日では到底埋めきれない(平日は同業他社の人らも全力で働いています)ので、土日を使います。
でも趣味があったら、土日つぶれてしまいますよね?でも無趣味なら、2-3時間くらいやることができてハッピーです。仕事を趣味にしましょう。趣味は仕事です。Work is Life上等です。
逆境大好き!なドМさん
最後にお勧めするのは逆境大好き!なドМさんです。
これは、普通の変態さんのことは指しません。精神的、メンタル的なドМさんです。
人生常に背水の陣で臨みたいです!みたいな、そんな方には向いてます。でも、そんな方は、、、ベンチャーに入るより独立した方がいいですw
おわりに
今回は、新卒のベンチャー入社ってどうなの?という質問に答える形で書いてみました。(聞かれるのでw)
結論から言うと、そこまでお勧めしません。この記事内容くらいでそんなに言わなくても、きついこと言うなぁ、と思うなら、残念ながらおススメしません。
どんとこい!任せろ!それでも行きたいんだ!と思っている方、、、ぜひ、泥をすすりましょうwすすった泥の中には砂金が入っています。集めれば悪くないお金になり、経験も得られます。
コメント