今回は新卒という人生で一度しか使えないカードをベンチャー企業に使用したことに関して、後悔していること(実際は後悔してないんですけど)、を本音ベースでお伝えします。現在、ベンチャー企業から新卒内定をもらっていて、どうしようかな?と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
新卒ベンチャーで後悔していること?
さっそく本題ですが、新卒というカードをベンチャーで使った筆者自身が現在、後悔していることを上げてみますと、下記の3つに集約されます。
- 組織的な動き、が分からない
- 社会人としての最低限のマナーが分からない
- 横の繋がり、を探さないといけない
1つ1つ解説していきます。
組織的な動き、が分からない
あくまでも筆者の経験としてですが、ベンチャー企業は自分で進められるところはなるべく速く進める、というスピードが重視される傾向が強いです。このため、会社全体、組織全体として同じ部署の話しでもそんなこと決まってたの?やそんな案件が来るのか、とある種事後報告で知ることも多々あります。
意思決定を会社として早く行うことで、大手(ベンチャー企業以外)よりも先に進み、優位に立つ、という点でベンチャー企業として優れている点ではあるかと思いますが、新卒ベンチャーを選択すると、自分でできると判断した場合に遂行してしまう、という癖が付く事になってしまいます。
この結果、ベンチャー企業以外を選択した場合と比較すると、組織的な意思決定、という機会が少ないため、クライアントの気持ちが分からない、ということは経験としても発生します。(当然?根回し、という動きも少ないですし、社内政治なんかもベンチャー企業の場合は無いため、その当たりの空気感が分からないです。)
社外の方と話す際には、最大限気を付けるように、筆者自身も気にしている点ではありますが、恐らくバレているんだろうな、、、と思っています。
社会人としての最低限のマナーが分からない
これが、筆者としては最大の後悔であり、ベンチャー企業に新卒で入るデメリットでもあると思います。(ベンチャー企業だって、どこの企業に入ったって活躍する人は~云々の話し以前に、発生するベンチャー企業への新卒入社最大のデメリットで、筆者自身、最大の後悔ですw)
まず、ベンチャー企業に新卒研修というものはありません。(おそらく基本的に。)
このため、名刺交換の仕方、もYouTubew見ながら覚える、となります。(ましてや、リモート勤務も追加され、オンラインミーティングが増える状態なので、余計に、、、社会人のビジネスマナーが分からなくなります。)
さらに、クライアント様への訪問も、単独でお伺いするケースが多いため、どうしても間違っているよ、という指摘が受けにくい状況になるため、かなり知らないことが多いんだろう、と思っています。
このため、最低限知るべきビジネスマナーとは何なのか?そもそもビジネスマナーって何だろう?という感覚になります。(大きい企業に勤める友人と話すと、焼き肉の焼き方1つでも作法があるよ、と聞きますし、それが本気何割、冗談何割、も正直読めないなぁ、と思います。)
筆者個人としては、正直に至らぬ点があると思います、お手数じゃなければ遠慮なく指摘してください、と最初に言うようにしています。
横の繋がり、を探さないといけない
これは、別の記事でも書いた内容ですが、同期が居ないです。まず。
普通の企業、という言い方が正しいか分かりませんが、同期20人とか、多い企業だと100人とかいると思いますが、ベンチャー企業の場合は基本的に1~2人。多くて5人程度が一般的です。
このため、社会人スタートしました、の4月1日時点で既に大きな差が産まれてしまいます。
なので、社内でよこの繋がり、という関係値を築くのが非常に難しくなります。さらに付け加えると、100人規模、500人規模、1000人規模で働いている方と比較すると、ベンチャー企業はそもそも関わる人の数、が少ないので、交友関係を広げる、がかなりアクティブに動かないと発生しません。
例えば、ですが交流会に参加したり、積極的にクライアント様に訪問したり、提携企業に会いに行ったり、です。
ベンチャー企業に入ったことで、新卒の同期が~みたいな会話を聞くと単純にいいなー!その話題してみたいな、とは常々思いますので、後悔していること、に入れさせていただきました。
新卒ベンチャーで得たメリット
ここまで、ネガティブな新卒ベンチャーでの後悔について解説してきましたが、ここからは新卒ベンチャーで得られたメリットを3点、お伝えします。
- 収入を増やしやすい
- 挑戦が評価されやすい
収入を増やしやすい
あくまでも額面の金額を、という内容ではありますが、人事査定/考査する相手が直接、経営の決裁権も保有しているため、お給料を上げて欲しい、とちゃんと伝える、給与交渉を行うのハードルが低いです。
そのうえで、これをやれたら、ここを達成したら、という具体的な内容を確認することもできるため、自分自身が所属している企業に何を求められているのか?が明確され、1日の労働時間内でどこにリソースを割く事が適切か、も確認することが可能です。
この結果、年功序列であったり、何を求められているか、が経営と現場で異なる、という捻じれを回避できることから、額面での給与は比較的上げやすいことはメリットだと思います。
手取りで考えますと、家賃補助等をもらう方が手取りは多くなったりしますが。。。
挑戦が評価されやすい
誤解を生む表現をするならば、ベンチャー企業はミスをしない、という仕事内容を遂行するよりも、新しいことに挑戦する、失敗含めてこの挑戦する、を評価してくれる印象です。
当然ですが、新卒入社の場合、社歴の長い方、社会人歴の長い方よりもミスをしない、の難易度は上がってしまいます。(ミスをするのが新卒社員、くらいの感覚ですよね。)
一方で、なにも知らないからこそ挑戦する、失敗する、を行うことができます。
そこで、ベンチャーの企業風土としての挑戦を推奨とマッチし、何か思いついたときになんとなく、挑戦する場所を与えてくれやすくなる点が、ベンチャーの良いところ(新卒社員としては生きていきやすいところ)かなと思います。
おわりに
今回は、ベンチャー企業に新卒で入社して後悔していることを記載しました。
筆者本人は、後悔していることも含めて新卒ベンチャーという選択してよかった、と思っています。
もし、ベンチャー企業か、それ以外か、で悩んでいる方の参考に本記事がなれば幸いです。
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