今回は、ベンチャー企業に勤めている筆者自身がベンチャー企業の内側からこんな人が応募してくれたら嬉しいな!こんな人はぜひ、ベンチャー企業で働いたら楽しいだろうな!という特徴を紹介します。
あくまで、個人的な見解になりますので、ご了承いただきつつ、ベンチャー企業に就職してみたいなー!って方の手助けになれば幸いです!
こんな人はベンチャー企業に向いている(と思う)
早速ですが、本題に入ります。
ベンチャー企業に向いている人ってどんな人なんだろう?という話し、実は社内でもよく話します。そこで今回はベンチャー企業に向いている、と筆者が思う方の特徴を上げてみようかな?と思います。
- 失敗することに抵抗が無い人
- プライドは無いけど自己肯定感が高い人
- 仕事は自分で作り出すものだ、と思っている人
- ゆるーく働くことを目指してる人
1つ1つ、どういうことか説明します。
失敗することに抵抗が無い人
ベンチャー気質なんていわれる人と言われない人違いはこれです。
ベンチャー企業の中身ですが、失敗の中に失敗を重ねます。とにかく見切り発車です。石橋を叩いて渡るタイプの方は正直、あまり向いていません。
とりあえずやってみようか?このやり方じゃダメですね。どうする?というPDCAのサイクルを回すことが前提で物事が基本的に進んでいきます。
なので、最初から上手くいくなんてことは、残念ながら1つも無いと言っても過言ではありません。
だからこそ、失敗することに対して抵抗が無い人でないと、正直そのストレスだけで辞めると思います。(ケアレスミスをすることを反省しない、とかそういうことではありません。)
失敗を恐れない、とまで言い切ってしまうとそれは難しいです、というか恐れが無いならば起業してくださいw
新しいことでも、一歩踏み出していく、その一歩が軽い人の方がベンチャー企業では相性がいいと思います。
それこそ、社内の誰かが○○って面白そうじゃないか?と言ったら、いいんじゃない?やってみようか?となる軽さが大事です。(もちろん失敗しないように、と事前に計画は立てますが、動く前からAのケース、Bのケースと立ててもどうせその想定とは違う動気になりますので、とにかく前進する気持ちが大切です。)
どんどん失敗して、その中で1回の成功を勝ち取れば、全体的にも成功だ、となります。
そんなマインドで働けるぞ!という方、ぜひベンチャー企業楽しいと思いますので、チャレンジしてみてください。
プライドは無いけど自己肯定感が高い人
これ、意外と思われるかも知れません。僕もベンチャー企業で働く人ってプライドが高いのかなぁ、とか思ってました。入社して働くまでは。
でも、実際に働いてみて、これは大事なんだな、と思ったことです。
ベンチャー企業のベンチャーの語源、ぜひ調べてみてください。
ベンチャー:(大企業なら手を出したがらないような)冒険的・野心的な事業。起業。ベンチャービジネス。
Oxford Languagesより引用
これの真意はきっと、ベンチャー企業で働いたことがある方なら共感いただけるのでは無いか?と思います。(二子玉川にある某メガベンチャーに勤めてた友人も共感してくれたので、あながち外れていないと思います。)
この文章の最大の肝は大企業なら手を出したがらないです。その後ろの冒険的な、野心的な、なんてどうでもよろしいw
これ、つまりベンチャー企業って外から見たら「自由に働いている」「楽しそうに働いている」と思われるかも知れませんが、きっとこれを読んでくれているあなたのような大企業に勤めている方はやりたくないこと、をやっているんですw(パッと思いつく嫌なこと、おおよそやることになりますw)
だからこそ、プライドが無い人がいいんですけど、自己肯定感は高くないときっと続きません。(つまりドМ?)
我こそは真のドМだ!なんて言いきれるようなあなたをベンチャー企業は待っています!
仕事は自分で作り出すものだ、と思っている人
続いては、こちらです。
いまどき、パワハラだとか何かと細かく指摘される世の中になっていますし、時代錯誤かも知れませんが、ベンチャー企業と相性がいい方はきっと、電通の鬼十則が好きな人だと思います。(筆者は電通がそもそも好きですw)
電通の鬼十則を知らない方に念のため、記載しておきますね。
1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
電通「鬼十則」
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
その中の、本質の1割くらいしか分かっていない(十則のうちの一つですから1割です。10%です。)筆者が思うに、ベンチャー企業に向いている人は、仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでないに共感できる人です。
基本的に、ベンチャー企業の中にいると仕事が振られる、ということは少ないです。
自分で、仕事を振られるような立場に身を置く、という思想が大事になります。
だからこそ、私の強みはこれです!これが得意です!といった姿勢、を社内へ分かりやすく周知することで仕事に入れます。だからこそ仕事を創るというマインドを持っている方がベンチャー企業には向いているのではないかと思います。
もっと極論言ってしまえば、ベンチャー企業の中では新規事業の話しが入れ替わり立ち代わり浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返します。
当然、仕事を創るの根本にあるものは、事業起こしに繋がっていきますので、そんなことをしてみたいと思っていた!という方はベンチャー企業への転職を考えてみてください!
あ、ただ新規事業って面白そう!って人は向いてません(たぶん)。新規事業を自分が創りたい!って思うことが大事です。
ゆるーく働きたい人
ここまで、結構なんというか前のめりな感じで書いてきましたが、最後の特徴はゆるく働きたい人です。
筆者のいる会社で、代表が言った一言が個人的には非常に面白い表現だな、と感じていて「うちの会社はみんな遊牧民みたいな感じだから」と表現していました。
つまりですね大きな枠組みとしては、1つのグループでやっていることはみんな同じなんですけど、思い思いにいい牧草地見つけたー、と思った方向に移動を繰り返す、一番自分に合ったポジションを見つけて働く、というイメージです。
つまり自由ってことですか?と聞かれることも多いです。少し違う気がしますw
自由というよりも、自分が一番輝けるポジションを見つけて、そこに居座るために必死に頑張る、みたいな感じです。
当然、ベンチャーあるあるで、非常に勤務は柔軟で、勤務時間はフレックスが当たり前ですし、勤務地もフルリモートからフル出社まで選べますので、その点は自由だと思いますが、枕詞は業務に支障が出ないなら、です。
つまり、自己責任により裁量権が大きいので、ルールでガチガチに縛られるの嫌だな、と思っている人にとってはゆるーく働けるベンチャー企業の方が息がしやすいと思います!
よく聞かれる質問(?)
ここからは実際に友人の転職相談や、カジュアル面談などで聞かれるベンチャー企業に対する疑問を解消してみようかな、と思います。
残業って多い?
これはめちゃくちゃ聞かれます。
結論、思っているほど多くない、と思います。(したければ法律の範囲内で無限にできますが、やらされるってことは案外ないと思います。)
定時出勤、定時上がりがしたい!という方には合わないかも知れませんが、その働き方をしたい方はベンチャーをそもそも志さないですよねw
ただ、フレックス制度を導入している企業が多いので、筆者は記事の更新時間の通りめちゃくちゃ夜型ですが、朝方の人は早くから業務して、終わったから上がります!のような働き方はできるのではないかな?と思います。
仕事キツイ?
これもめっちゃ聞かれますね。
そもそも、質問として疑問なんですけど、ぼくアルバイトであっても、いわゆる大企業に勤めても仕事って一定キツイんじゃないか?と思います。
その点で行くと、キツイですw
でも、いまの2倍キツイんじゃないか?みたいなことはありません。(というか2倍キツイ仕事に耐えられるわけないでしょうw)
なので、この質問に関しての回答はいまと変わらないですよ、です。
未経験でも大丈夫?
これは、筆者の業種柄聞かれることかもしれません。
未経験でも大丈夫だと思います。基本的に。
そもそも募集要項に未経験可、とか未経験歓迎、という記載がある場合、会社として未経験を受け入れたことがある事が多いと思います。(筆者の所属している企業も最初は全くの未経験、採っていなかったみたいですが、未経験の方が入社しても大丈夫なんだ、となってからは可、となりました。)
なので、ベンチャー企業だから未経験だと難しいんじゃ、、、ということはありません。
ガッツです!気合いです!負けない心です!
お給料安い?
これは、難しい質問ですね。
基本給は安いと思います。福利厚生面で考えると可処分所得も少ないと思います。
でも、稼げる可能性もあります。しかも早期に。
簡単なことで、ベンチャー企業として一山当てることができれば、それはもう給料もザックザクです。
また、人数が少ないことから昇進の機会が早く回ってくるケースもあります。
事業が順調なら、居るだけで勝手に席次が上がっていきます。
こう考えると、安月給でこき使われる、というわけでは無いと思いますが、逆に長くいると勝手に昇給していくか?と問われるとここはかなり難しい質問かな、と思います。
おわりに
今回は、ベンチャー企業に向いてる人はこんな人なんじゃないか?を書いてみました。
ぜひ、上記に全部当てはまる!我こそはベンチャー企業に就職するために生まれてきた申し子だ!という方、挑戦してみてください!
ベンチャー企業に就職することに悩んでいる方にとって1つでもヒントになれば幸いです。
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